真冬でも、すごく温かいロシア人

投稿日:2019/02/04 更新日:

森です。

ロシアに来て約2週間ちかく経ったのですが
この国は本当面白いなと感じています。

というのも、

予想外の展開ばかりなんですね。

 

エピソード① 運転手が駅を間違える...

シベリア鉄道に乗って田舎町から都会の家に
移動したときのことなんですが、

最寄り駅に到着したみたいだったので
列車の車両から飛びおりました。

で、電車はすぐに行ってしまったのですが
なんだか駅のホームの雰囲気がいつもと違う...

って、

本当はもう一個先の「大きな駅」に止まるはずが
運転手が間違えて本当は止まらないはずの
一つ前の無人駅に停車してしまったらしくて...

しかも車掌のアナウンスも間違ってて、

「○○駅に到着!ここで地下鉄に乗り換えできます!」

と。

一緒に10人位の人が降りたのですが
この駅は無人駅で、さらに周りは真っ暗だし
地下鉄の駅なんて全く無い雰囲気...

また次の電車までは1時間くらい間隔があくらしく
流石に待つのは無理と判断して
家まで歩いて帰ったのですが、

歩きにくい雪道の中、大荷物を抱えて
30分くらい歩きました。

もちろん無事に到着したのですが
-20℃の中、汗ビショビショで家に到着するという
なんとも予想外の展開になりました。

ちなみに、

奥さん、今回が2回目の経験らしいのですが
他のロシア人達いわくこういうことは
普通によくあるらしいです。笑


↑明らかになにもない無人駅。ー20℃くらいなので
さすがに1時間待つのは無理。笑

 

エピソード② スーパーで行列...

ロシアの普通のスーパーへ買い物に
いったんですが奥さんが突然、

「しまった、会員カード忘れた!」

と言ったので僕は、

「別にいいんじゃない?」

と返したんですが、この時に買い物したものは
会員カードが無いと値段が2倍になる
みたいだったんですね。

会員カードがあれば
100ドル→50ドルになる感じ。

で、奥さんが太った白人の店員に
どうしたらいいか聞いたところ
そのおばちゃんはムスッとした顔して、

「誰かに借りたら?」

とのこと。

なので、奥さんが後ろに並んでる人たちに
聞きまわったんだけど誰も会員カードを
持ってなかったんですね。

そのため仕方なくもう一回
おばちゃんに相談したところ
3列くらい向こうの列を指さして、

「あっちの列のお客にも聞いたら?」

とまた言われ...

奥さんは言われたとおりに走り回って
20人くらいに聞いたんだけど
結局みんな持ってなかったんですね。

って、奥さんめちゃ焦ってたんですが、

おばちゃんはレジ打ち始めちゃってて
僕らの会計待ちで後ろに10人くらい
並びだしたのでそりゃ焦りますよね。笑

ただ、すごく不思議だったのはみんな
平然と何事もない顔して待ってるんですね。

不機嫌な顔をするわけでも無く
別のレジに並ぶことも無く...

でその後、

別の太ったおばちゃんのお客さんが現れ
質問すると、カードを持ってるとのこと!

結局10分くらいかけて会員カードを
借りることができたのですが、

「助かったね!」

と、奥さんと話しながらレジを去ろうとしたところ、

なんと、

すぐ後ろの人達も
救世主の太ったおばちゃんからカードを
借りている姿を目撃したんですね。

しかも、便乗してみんな借りてるし。笑

本当、ロシアは面白い!

スーパーの名前、なんて書いてあるのか読めない...笑

 

エピソード③ お隣さんとの距離感...

救世主の太ったおばちゃんから借りた
例の会員カードを駆使して
赤ワインを半額で買ったのですが、

なんと、

家に栓抜きが無いことが発覚!

しかも時間は夜の10時半。

ロシアの店は早仕舞いする店が多いので
とっくにスーパーとかは閉まっています。

せっかく買った赤ワインだったので
めちゃ飲みたかったんですが、

「しょうがないから明日にしよう...」

と諦めかけていたその時
奥さんが、

「コミュニティがあるから聞いてみる!任せて!」

と言って、何やらスマホをいじっている...

で、3分後、

「解決!」

と、ワインを片手に部屋を出て行きました。

で、その5分後に線が空いたワインを片手に
戻ってきたのですが、

「同じマンションの4階の人が
栓抜き持ってたから借してもらったよ!」

と言っていたのですが、どうやら
同じマンションのフェイスブックグループか何かの、

「みんなで助け合いグループ」

みたいのがあるらしんですね。

しかも、

別の質問をした場合でも
数分後には返事が来たり
レスが頻繁についているんですね。

まさかこんなグループがあるとは。笑


↑赤ワインは赤ワインでも、アルメニア産のザクロワイン。
値段は10ドル。かなり高品質らしいけど
ぶどうの赤ワインの方が美味しいかも。

 

ロシア人の本性は...

基本ロシア人は無表情だったり、ムスッとしてたり
一見怖そうな人が多いけど、

どれだけレジの時間がかかっても
平然な顔して待ってたり、

快く何人にもカードを貸してくれる
救世主の太ったおばちゃんがいたり、

たかがワインオープナーを借りるために
同じマンションの人にお願いできる環境、

もちろん、快く貸してくれたり
質問とか困ったことを相談した時に
すぐに返信してくれる人たち...

本当、何ですかね~この感覚...

日本で全く感じたことのない
人間の心の温かさ...

外っ面だけでは決して知ることができない
本質の部分に触れた訳ですが
このギャップはすごく心地良いです。

・・・

長くなったので今日はこのあたりにします。

って、

こっちは今、夜中の1時すぎなのですが
奥さんは僕が寝るまで寝ずに
ずっと待っててくれるんですね...

つくづくロシア人、ロシアに惚れました。笑

本当、これからさらに楽しくなりそうな予感!

では♪

--マジで魅力的な「起業後」の人生を暴露!

Copyright© 森翔吾のブログ , 2024 All Rights Reserved.