一枚の写真が気付かせてくれた「自分の成長」

投稿日:2018/08/22 更新日:

数年前、僕がまだサラリーマンだった頃
たまたま通った東京駅の通路で
この写真を見て足を止めた。

カラフルだけど、岩のゴツゴツ感がある。

不思議な写真だった。

「どこかの洞窟だろうか?」

そんなことを考えながら、説明文を読んだ。

なんと、これは地下鉄の駅らしい。

場所は、IKEA、H&M、ボルボなどが有名な
北欧のスウェーデン・ストックホルムの

『T-セントラーレン地下鉄駅』

スウェーデンの首都のメイン駅だ。

規模は違えど日本で言うと
今、僕がいる東京駅みたいなものだ。

東京駅の丸の内側はすごく綺麗な町並みだが
僕にとって、所詮は現実世界。

同じ駅なのに、この非現実的な写真を見て
いつか、実際にこの目でみたいなと思った。

見に行くと言っても、デスクワークメインの
サラリーマンが2年に1回行けるか行けないかの
欧米旅行へは、

「もし行けたらラッキーだな。」

程度に、その時は考えていた。

なぜならNY、ロンドン、バルセロナ、
パリ、ローマなど欧米で行きたい候補は
山ほどある中で『おしゃれな地下鉄の駅』
という、理由だけでは弱かったからだ。






そして、それから年月が流れ
僕はサラリーマンを辞め、自分でビジネスを
している。

ある日、東京駅で用事があり、出かけたのだが
偶然にも、同じ場所を通り、あの写真と再開した。

そう。アートな青い地下鉄駅の写真だ。

ちなみに、この場所は定期的に写真展が
開催されていて、写真が入れ替わる。

あまり東京駅に行かない僕にとっては、
思わぬ写真との再開はすごく嬉しかった。

ぼーっと写真を眺めていたのだが、気がつくと
数年前のまだサラリーマンだった頃の事を
思い出していた。

「自由になったな。」

と言うことを、一番感じた。

時間的、金銭的に。

そんな一枚の写真から、昔を思い出し
『自分の成長』を感じることができた。

そして、その日の帰宅後に、ストックホルム行きの
チケットを予約したのだが、つくづく
『時間的自由』の有り難みを感じる一日だった。

 

そして、その日がやってくる

ある平日の昼、サラリーマンや旅行者で
ごった返す東京駅を通過し、羽田空港へ。

そして、無事に飛行機は離陸し10時間以上
揺られて降り立った地は、ストックホルム。

『IKEA、H&M、ボルボ』などで有名な
北欧、スウェーデンの首都だ。

到着してすぐにSIMカードを買い
スマホの設定を済ませた。

中心部までの行き方は、ほとんど調べて
来なかったので、『Google Map』を使い
ルートを検索した。

アメリカ、ヨーロッパではスマホさえネットに
つながれば、『Google Map』が
使えるので道に迷うことは少ない。

Googleのサービスが全く使えない中国や
先進国以外の国の場合、話は別だが
ホテルなどの住所さえお気に入りに
登録しておけば、あとは『経路』ボタンを
押すだけで案内してくれる。

そういう点では、欧米への旅は
すごく気分が楽に感じる。

そんな便利なサービスのお陰で難なくステイ先に
辿り着いたのだが、飛行機の遅延などで
到着したのは19時を回っていた。

そのため、その日は近所のレストランで
食事をし部屋でくつろぐことにした。

↓ Airbnbのステイ先。北欧らしいシンプルな部屋だ。

↓ ベジタリアン・レストラン。食べ放題で約1400円(95クローナ)

↓ 中東などイスラム系の食事に近い感じ。かなり美味しかった。

 

美術館よりも数倍感動した

昨晩は、時差ボケであまり寝られなかったため
今日はゆっくり起きて、11時ころに部屋を出た。

そして、日本から遥々ここまでやって来た
唯一の目的、

『アートな地下鉄駅』めぐりがスタートした。

どの駅も岩のゴツゴツ感にカラフルなアートが
描かれていて、とにかく凄かった。

ちなみに、全ての駅にアートが施されている
訳ではなく、目立つのは十数駅くらいだった。

余計な説明はいらないと思うので
たくさんの写真を載せておこうと思う。

 

T-Centralen駅(ストックホルム駅)

 

Radhuset

 

Tekniska hogskolan

 

Stadion

 

Sundbybergs centrum

 

Thorildsplan

 

Kungsträdgården (Royal garden)

 

Fridhemsplan

知らない人に、線路と電車が写っていない
写真を見せたら、

「美術館でしょ?」

普通にこう言われそうだ。笑

ストックホルムに住むスウェーデン人の
サラリーマンや学生たちは、毎日こんな
アーティスティックな場所を通って
通勤している。

特に一番上の、

『T-Centralen駅(ストックホルム駅)』

は、規模は違えど日本で言う東京駅のようなもの。

もし、自分のサラリーマン時代にこんなオシャレな
駅を通り通勤できたなら、かなり良い気分転換に
なっていたかもしれない。

昨日、東京駅を通ってきただけに、特にそう感じ
この『地下鉄アート』が現実の世界に
溶け込むストックホルムの人々が
うらやましく感じた。

 

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