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両親にあげた、人生で一番最高のプレゼント

更新日:

僕の親は、昔から質素に生活していて、父親に関しては
本当に欲が無く、日頃の楽しみと言えば
仕事が終わってからの晩酌くらいだ。

母親は、さすがに女性だけあって服やカバンなどの
ファッションアイテムは購入するが、ブランド品では無いので
価格は知れている。

さらに僕を含め、3人兄弟がそれぞれ自立してからは
自家用車は軽自動車になった。

そんな地味な生活をしている人達なので、僕が高価な家電や
おしゃれな食器、高級なお酒などをプレゼントすると

いつも、

「勿体無いから、そんな物を買うなら貯金しなさい。」

と言われていた。

親は団塊の世代の少し後に生まれて、どうも昔はあまり裕福では
無かったらしいし。

逆に僕はと言うと、誘惑が沢山ある東京に
住んでいたり、海外でオシャレな物を見たりと
物や情報などが溢れる環境で育ってきた。

その為、良い物をプレゼントすれば喜ぶだろうと
思って贈り物をしたわけだが、親はどうやら
自分たちには勿体無いと感じたらしい。

そんな親の本心を実感して以来、物をプレゼントするのは
辞めることにした。

 

最高のギフトを求めて

サラリーマンを辞めた後、2年ほど実家で親と一緒に
生活した時期があるのだが、そんな一緒に生活を
送った事で、気がついた事が幾つかあった。

まず、

「何をしたら、親は嬉しいだろうか?」

と考えた。

そんな時に、いつか祖母が言っていた事を思い出した。

「息子と一緒にどこか旅行へ行きたいな。」

既に亡くなった、父方の祖母の話なのだが
パーキンソン病を患い、60歳くらいから
亡くなるまでの約20年間を病院や老人ホームの
ベッドの上で過ごした。

また祖母の息子にあたる、僕の父親は普通のサラリーマン
なのだが週6勤務の時もあるほど、忙しく働いていた。

そして忙しい僕の父親と、パーキンソン病で寝たきりの祖母が
2人で旅行へ行くというのは、不可能に近かった。

残念ながら、旅行へ行くと言う願いは叶わず、祖母は亡くなった。

突然、頭に浮かんできて祖母のセリフなのだが、それを思い出し
何となくだが、何をしたらいいのかが分かった気がした。

 

 

親の不満を解決することに

何となくの気付きがあった訳だが、
その時に、今までの

「何を上げたら、喜ぶのか」

では無く、

「何をしたら、喜ぶのか」

に切り替えて考えてみた。

家に居ることが多い母親の事から考えてみた。

母親はどんな人か考えたら

・旅行が好き
・整理が苦手で溜め込むタイプ

この2つが強いなと言う事が、分かってきた。

それが分かってからは
週1でドライブやハイキング、少し遠出して食事など
多い時には、週3で一緒に出かけた時もあったくらいだ。

当時は良いか悪いかは良く分からなかったのだが
仕事そっちのけで、どこかへ行っていた。笑

もう一つの整理が苦手だという点に関しては
一緒に、必要ない物を捨てたり、全く使っておらず
デカイ置物状態だったピアノを査定し売ったり
ぐちゃぐちゃだった食品の収納庫内に棚をDIYし
使いやすくしたり。

こいらもある時期に仕事そっちのけで、捨てまくり
家が付けまくった。笑

そのかいあってか、今ではリビングには何も置かず

「フローリングの床と、白い壁が見えるのは開放感があって良いね!」

と言うまでに、思考が変わった。

 

 

後からいろいろ、良いことが付いてくる

母親との週1でのドライブ時は、『最低でも1万歩は歩く』
という、もうひとつの目的もあった為、母親はだんだん
健康志向になっていった。

そんな生活を続けて、2年以上が経過したのだが
それまでは、腰痛などを患っていた母親だったのだが
気がつくと、全くそんな事も言わなくなった。

健康志向に関して言えば、他にも

・生搾りのコールドプレスジュースを毎朝飲んだり
・近所のスポーツジムへ週4で通う様になったり

こんな具合に、かなり健康的な生活を送っていて

「10年前よりもよっぽど、若く見えるな。」

と、自分の母親ながら、素直にそう思えるほどだ!

そんな母親が健康になれば、父親も必然的に
引っ張られて、健康思考になるには、さほど時間は
かからなかった。

ちなみに父親は最近、医者に筋力が落ちていると
言われたらしいのだが、僕が勧めた『階段上り』
を、毎日の日課にいている。

しかも一日1000段もだ。笑

 

 

最も大きな獲物に気が付く

親にこれだけ健康的なことを伝えているのは
元々、僕自身が

疲れやすかったり
アトピーだったり
と、健康に気を使う理由があったからなのだが
実際に親が健康志向に変わって、思わぬ大きな
獲物を捕まえた事に気付いた。

冒頭で、祖母の話に戻るが
父方の祖母は、パーキンソン病で
母方の祖母は、アルツハイマーを患っていて
両者とも寝たきり生活が長く、本人達が楽しい生活が送れない
事はもちろん、それを介護する人達が凄く大変そうだなと感じた。

そのため

「自分が介護する側だったら、どれだけ大変だろうか。」

そんなことを想像してしまった。

だが、今、60歳代半ばの自分の両親を見ても、凄く
元気そうで、祖母たちの同じ年齢の時と比較しても
かなり健康だなと感じる。

また、正直あの辛そうな介護をしなくても良いという
可能性が高いというだけでも、今回の行動は、自分にとって
かなり大きなメリットである事は間違いないはずだ。

 

 

プレゼントは物では無く、目に見えない行動で

健康そうな親の姿を見て、冒頭で紹介した
今は亡き祖母が言った、

「息子と一緒にどこか旅行へ行きたいな。」

この言葉から、大切な事をちゃんと学べたなと感じた。

残念ながら、祖母の願いは叶わなかったが、
自分の親には、祖母と同じ思いをさせなくて済みそうだ。

また、何歳まで一緒にドライブや旅行へ行けるのかは
分からないが、機会があれば一緒に行った方が
お互いの為になるなとも感じた。

文章がかなり長くなってしまったが、
これが僕が両親へあげた、最高のプレゼントだ。

出来る限り、これからも目に見えないプレゼントを
贈り続けて行きたいものだ。

 

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