森です。
僕が住んでるロシアでは
・店員はみんな愛想が無い
・すぐキレて仕事をクビになる
・お願してもバスで席を譲ってくれない
・世間話の最中に真顔で「お金貸して」と言われる
・男性はアル中が多い
・子供がいようが生涯無職(義父の話)
など。
我道を突き進んで人生を謳歌してるなと
感じられる人がけっこういます。
ただ、
ロシアの経済は最悪で内需が全く無かったり
国自体のシステムが古くアナログすぎたり。
こんな具合に貧乏な人が多いので
決して幸せとは言い難いわけなのですが
正直に言うと、
「日本人よりよっぽそ幸せそうだな」
と感じることが多いです。
ではいったいなんで
食べることに困ってる人は少なかったり
モノで溢れてて本来満たされてるはずの日本人が
不幸そうに見えるんでしょうか?
今日はそれについて書いていこうと思います。
ロシア人の義理のお父さん、おいっこ、めいっこ
お金はあるのになんでだろう?
僕がまだ日本に住んでいた時に感じていたことですが
僕の
・家族
・親戚
・友達
・知り合い
・サラリーマン時代の同僚、上司、社長
など、どこを見渡しても
「心から幸せを感じて生きてるな」
とか
「我が人生を謳歌してる」
と思える人は一人もいませんでした。
残念ながら...
東京の人は離婚してる人が多いし
僕の親戚にもうつ病とか統合失調症の人がいたり。
今いるクソ貧乏な国ロシアと比べると
めちゃくちゃ経済的に恵まれてるはずなんですがね。
いったい何が原因なのか
ひたすら考えていたのですが
ロシア人の義理のお父さんの生き方をそばで見て
なんとなくその答えが見えてきました。
自分を貫けるロシア
生涯無職のロシア人のお父さん夫婦は
近所に住んでいるのでほぼ毎日顔を合わせます。
そんなお父さんなんですが日々そばで見てても
本人から「恥」みたいなものを全く感じません。
ちなみにロシアでは、
1991年にソ連崩壊があったり
経済的に大打撃を受けた時代があるのですが
お父さんはそのときすらも
仕事をしていなかったみたいです。
奥さんががんばって働いて稼いだり
小さな子どもが2人いたにもかかわらずです。
このシチュエーションを
普通の日本人の男性的に考えたら、
「俺なんか駄目なやつだ」
みたいになりそうな気がするんですが
僕の奥さん曰く、全くそんなことは無く今日まで
マイペースで生きてるらしいです。
また、
以前ガンになったことがきっかけで健康に目覚め
今ではオーガニック農園を持っているのですが、
春~秋にかけては一日中ガーデンで過ごす
というライフスタイルを送っているみたいで
本当、
「我道を行き、心から人生を楽しんでいるよな」
と感じることができます。
もちろん、
その分、奥さんや子供にしわ寄せが来てるはずなのですが
未だに離婚も絶縁もせずに普通に関係を保っている
といのはすごいなと思わざる終えませんね。
毎日のように本音トークで怒鳴り合ってケンカしてるけど
姉妹のように仲がいいお母さんと奥さん。
他人と比較する日本
ロシア人のお父さんはじめ冒頭で書いたように
自己主張して仕事をクビになったり
平気な顔してお金貸してと言ったり...
これが客観的にみて良いのかは
よく分かりませんがこんな感じで
我道を生き人生を謳歌できるロシアに対して、
日本でそういう風に暮らすのは
かなり難しいかと思います。
普通の生活からはみ出したり
個性を出そうものなら、
「変わり者」
とか
「わがまま」
こんなことを言われてたり
言われないにしても恐らく、
「一般的には駄目」
とか
「まともな大人じゃないな」
みたいに自分自身で考えてしまい
挙げ句には自暴自棄に陥る
みたいになってしまうかと思います。
完全に、
周りと比較してる
ということですね。
というか普通に暮らしていても、
・30代なら貯金は◯◯◯万円無いといけない
・就職しないと結婚は難しい
・会社内でも付き合いが悪いのは良くない
など。
全てにおいて大半の人はこうしてるからこれが正しい
といった感じで結局、他人と比較、比較、比較...
これじゃどう考えても多くの人には
我道を行く人生というのは難解すぎるかなと思います。
日本の教育は「個性」を潰す
正直、ロシアの教育が
自由を尊重しているのかは
よく分かりませんが、
最近では日本よりはマシなのかもしれない
と思えてきました。
なので、
もし子供が生まれたら僕はロシアで子育てをして
ロシアの幼稚園、学校へ通わせる予定です。
というのも、
例え教育レベルが低いとしても
個性を尊重してくれるのであれば
残りの大切な部分は僕ら親が
教えればいいと思っているからです。
何よりも昔の僕自身みたいに
周りに対して気を使いすぎるあまり
本来の自分の感情などを押し殺し
しまいには自分を見失ってしまい、
その挙げ句にうつ状態になり
毎日死にたいとか考え出す...
自分の子供がこんな大人に育つくらいであれば
一生貧乏だったとしても我道を生きた方が
100倍マシと感じるからです。
もちろん、
ちゃんとお金の事は教えるので
その可能性は低いと願いますが。
また子供と言えば誰しも幼少期の頃は
夢を描いていたかと思います。
・サッカー選手になりたい
・野球選手になりたい
・ミュージシャンになりたい
・ケーキ屋さんになりたい
人それぞれいろいろかと思いますが
高校生くらいになる頃にはだんだんと
就職とか進路とか現実世界が近づいてきて
身の丈を知り、いつの間にか
子供の頃の夢は忘れ去り...
こんな感じで、
どんどん自分の個性であったり
可能性というものがあやふやになり
気がつく頃には
「自分には何もできない」
と思いこんでいってしまうわけです。
正直、
「日本の教育=個性の尊重ではなく=集団の組織化」
という側面が強いと思うのですが
この場合は、
個人の意思無くロボットみたいに働き
結果的に税収が増え、国が潤う
という観点から見たら
別に良いのかもしれませんし、
日本という国が経済大国として繁栄してきたのは
間違いなくそれが大きな要因であると思います。
他にもマナーが良かったり、律儀であったり
メリットもたくさんあります。
なのですが、
「個人の幸せ、個人の生き方」
というところにフォーカスした場合
幸せに成りづらいシステム(=教育)だよな
と思ってなりません。
海外在住の起業家仲間はみんな言いますが
東京のラッシュ時の通勤列車では「みんな目が死んでいる」と。
個性を出すことは大変だけど
正直、自分の個性を出して生きるとか
自分が好きな人生を送ることは可能です。
ですが、
急激にそこを目指そうと思うと
間違いなく批判されたり、茶化されたり
後ろ指をさされることになるかと思います。
僕も起業した当初は幼少期の友達から
「森くんが起業とか無理でしょ?」
とか
「そんないつまで夢物語見てるの?」
とバカにされてかなり凹んだ経験があります。
ちなみに、
そういう人とは一切付き合うのは辞めました。
さらにこの文書書きながら
昔のことを思い返していたのですが
よく考えたら、
僕自信が夢とか理想を叶えようとする取り組みに対して
心から応援してくれる人は
当時の僕の回りに全くいませんでしたね。
いわゆるドリームキラーしかいなかったわけですが
諦めずにがんばって続けた結果、ロシアに住むという
理想がかなった僕からしてみたら、
それくらい日本の教育には夢が無いというか
夢を潰すんだなと思わざるをえません。
また今は、
ロシア人の奥さんはじめ、税理士さん、クライアントさん
仕事仲間などは僕の夢とか理想を追うことを
応援してくれる人ばかりなので思う存分
冒険できすごく楽しい毎日を送れています。
本当、
毎日ワクワクした気持ちですごせるということは
すごくありがたいことだなと感じています。
日々、心からワクワクを感じられる生活を送るために
僕自身、ロシアでいろいろと客観視したことで、
「日本は夢を持ちづらい国=起業に向かない国」
と確信がもてるようになったのですが
ドリームキラーの存在は想像以上に厄介です。
「あなたに起業とか無理でしょ?」
と冗談半分で友達から言われるだけで
まるで暗示をかけられたかのように
その日から自信が無くなるってことを何度も経験したので
そういう人とは絶対に会わない方がベストです。
逆に応援してくれる人を一人でも探すべきなんですが
正直、なかなか難しいかなとも思います。
ですが、
一人でもそういう応援してくれる味方を
見つけることができたら、
例え大変な時期やトラブルがあった場合でも
モチベーション、高いやる気を維持することができ
継続することができるので、結果的に
夢とか理想的な生活に近づくことができるのだと思います。
さらに、
もしあなたが夢とか理想の生活を手に入れることができたのなら
子供とか次の世代やこれから挑戦しようとする人たちの味方
になってあげてほしいなと願います。
本当、そういう良い循環を起こしつつ
日本をもっともっと夢のある国に
変えていけたらいいなと思います。
では♪
3月下旬。雪が残りつつもロシアではもうすぐ春の予感!