こんにちは、森翔吾です。
僕は昨年の10月まで
日本に法人を持っていたので
日本で納税をしていました。
その後は売上をロシアへ移したでの
ロシアで納税する予定だったのですが…
結局、ドバイで売上を
計上することに決めました。
ちなみに、僕はロシアに
180日以上滞在しているので、
ロシアで納税義務があるため
厳密にはルール違反です。
ただ、ウクライナ侵攻後
→世界からの経済制裁の影響で、
色々と問題が出てきて
ドバイに移さざる負えない
状況になってしまいました…
また、ドバイで売上を移しても
ドバイは法人税0%なので
=税金0円になります。
今回のシチュエーションって
脱税になるんですかね?
とはいえ、
日本には納税義務は無いので
日本の税務署から
何か言われることはありません。
では、詳しい理由を書いていこうと思います。
理由①最悪、ルーブルが紙切れになる可能性
ロシアがウクライナへ侵攻してから
数日経過しました。
その間に、西側諸国から
様々な制裁が決まりました。
・銀行のSWIFTからルーブルが除外
・ロシアへ製品の輸入制限
・ロシア人へのビザ発行制限など
こんな感じです。
SWIFTからの除外に関しては
今の所、大手銀行5行のみなのですが、
=ルーブル←→ドル送金が
出来なくなると言うことです。
ただ、これに関しては、
送金サービスを使ったり
他の銀行を使うことで
回避は可能かと思います。
ですが、
「ルーブルは取り扱いづらい通貨」
ということなので
ルーブルのレートは
間違いなく下がると思います。
ニュースなどでは、
「紙切れになるかも!」
と言われていますが
個人的にはそれは無いと考えます。
ロシアは欧米、日系企業が多く
今回の場合はロシアが
攻撃を受けた訳ではありません。
なので、一般市民の生活は
普通に継続されています。
さらに、
ロシアは小麦などの輸出世界1位
オイル、天然ガスも潤沢に
蓄えています。
アフガニスガンなどの国とは
国が持ってる力が全く違います。
ただ、ルーブルが今まで以上に
不安定になるのは間違いありません。
理由②モスクワ在住の知り合いの銀行口座が凍結された…
侵攻から2日後のことなのですが、
モスクワに住んでいる
日本人の知り合いの銀行口座が
利用できなくなりました。
ロシアの銀行口座です。
同時にクレジットカードも
使えなくなったようです。
その後どうなるかはまだ不明ですが、
=外国人の資産が凍結される
可能性があるということです。
これは日本政府がロシアに対して
銀行口座の凍結という
経済制裁の報復の可能性があります。
ちなみに、僕ら夫婦の場合は、
・ロシアに持ってる不動産は全て妻名義
・仕事の売上は妻の口座へ振り込み
で形式上、僕の資産は0円でした。
だた平均月収が、
・モスクワ10万円
・カザン5万円
これくらいのロシアで
毎月50〜100万が
入金されたらめちゃ目立ちます。
なのでバレやすいのですが
もしもバレたら口座が利用停止される
可能性は十分に考えられます。
そのため、
めちゃリスキー過ぎるので
速攻で売上をドバイへ移しました。
本来ルール違反だけどしょうがない…
僕は日本で個人事業主&
法人経営を約7年続けてきて、
当たり前ですが毎年
ちゃんと納税してきました。
あまり無理に経費にせず
飲食代とかほぼ0円でした。
ぶっちゃけ納税することは
別に嫌じゃなかったんですよね。
なので日本の法人を閉じてからは
ロシアへ売上を移しました。
ですが流石にこの状況で、
ルール通りにロシアに売上を入金して
ちゃんと納税しよう!
とかにはなれません…
日本政府→ロシア側への制裁の報復
として口座が凍結されたら
たまったもんじゃありません。
なので、ドバイを選択しました。
恐らくロシア政府が
日本人である僕のドバイ口座を
参照することは不可能だと思います。
日本の税務署なら確認可能
かもしれませんが、
僕は日本への納税義務は無いので
何も問題ありません。
ロシア→ドバイだと「100万円」も納税額は減る
前回の記事に書いたことですが。
日本、ロシア、ドバイで
納税した場合の金額なのですが、
年商 :1000万円
年収(役員報酬) :600万円
経費 :400万円
法人利益 :ほぼ0
※個人ではなく法人
海外だと役員報酬の概念は無いんですが
これくらいを想定した場合
納税額は、
日本 330万
ロシア 140万
ドバイ 40万
ドバイの場合はライセンス料なので
厳密には納税ではないですが
似たようなものです。
ロシアとドバイを比較すると
100万円も浮くことになります。
ただ、ドバイへはビザ更新のため
最低でも年間2回は
渡航しないといけません。
それを考慮しても渡航費
10万円✕2回=20万円で
合計60万円程度だと思います。
何よりも準備しておいてよかった
もし紛争が起こった時点で
ドバイの選択肢が無かったら
僕は日本へ納税していたと思います。
日本に住んでいないので
サービスは全くうけていないにも関わらず、
税金+税理士顧問料+消費税+法人税など
毎年330万円もの支払いを
しないといけません。
だったのですが、
ドバイに法人を設立してあったので
それが旅費含めても、
毎年60万円になりました。
その差なんと、
270万円!
あと、日本→海外への
納税に切り替えてから
すごく思うことは、
税務の業務は超ストレス…
ということでした。
日本で法人をもっていたり
個人事業主をやっている場合は、
売上に全く直結しないにも関わらず
常に経理のことを考慮しなくてはいけません。
クレカ、銀行の入出金情報を整理し
使用用途を書き出し税理士さんに渡す。
物理的に必要なこういう作業以外にも、
「これは経費になるかな?」
「決算前に経費にできるものは無いかな?」
こんな無駄なことを考えざる負えないので
考えながら仕事で100%の力を出すことは
きっと難しいと思います。
ちなみに、
ロシアは売上に対して13%程度の納税なので
税務業務不要、もちろん税理士も不要。
ドバイはそもそも税金が0なので
同じく不要。
なので圧倒的に仕事をする時間
また仕事のことだけ
考えていればいいので、
すごく楽に同じ量の仕事を
こなせるようになりました!
本当、経営者が税務業務を
行う必要があるってのは
マイナス面が多すぎだなと感じます。
今日はここまでにしますが
この先、ロシアへの制裁が終わり
逆にロシアも報復しなくなり、
無事に納税できるような平穏な環境が
戻ってきてくれることを祈ります。
それでは。